ブルーライトは悪者??テレワークの生産性の上げ方

新型コロナウイルスの影響もあり、どの企業もテレワークをせざるを得ない環境になってきています。

そのような環境の中で、今まで会社では出来ていた仕事も自宅ではなかなか捗らないということはありませんか?

 

 

要因の1つとして、自律神経の変化がない事が考えられます。

自律神経は、交感神経(興奮系)と副交感神経(リラックス系)で成り立っています。

 

自宅は職場とは違い、作業場の変化がなく、

身体を活動的にさせる交感神経が働きにくいため、

体内時計の調節が難しくなることが考えられます。

逆に自宅に帰ってくると「ほっ」とするのは、副交感神経の働きといえます。

 

通勤時間があることで神経の状態を切り替えていたんですね。

 

 

この体内時計を正しく維持することは、テレワークのみならず、生産性を向上させる【睡眠の質】を高めることに繋がります。

 

体内時計を正しく維持する上で重要なのが『ブルーライト』です。

一般的に、ブルーライトは眼に悪い影響があると悪者扱いされがちですが、体内時計を整えるために大変重要な役割をしています。

 

ブルーライトカット機能のついた眼鏡を常用すると体内時計を司るメラトニンの放出を抑制してしまうため、

質の良い睡眠からは遠ざかってしまいます。

 

では、ブルーライトカット機能は眼に本当に必要なのでしょうか?

答え. 時間帯による。

 

実は・・・みなさんの眼には生まれつきブルーライトカット機能がついているんです!

ほんと、ヒトの身体ってすごいですよね。

眼の網膜には、黄斑という組織があります。

 

この黄斑は文字通り、黄の色素であるキサントフィルを含みます。

 

(ブルーライトカットのメガネをお持ちの方はメガネを掛けた状態で白い紙を見てみてください。

メガネを掛けないときよりも、掛けたほうが白が普段より黄っぽく見えるのを感じることでしょう。)

黄と青は反対色に当たる(補色といいます)ため、黄斑でブルーライトをカットすることが出来るのです。

 

もちろん少なからず、ブルーライトは入ってきていると思われます。

が、それが体内時計をコントロールするガソリンになっているのです。
(ガス欠では車は動きませんよね)

わたしたちに身近なものでモニターより遥かに多くのブルーライトを含むものがあります。なんでしょうか?

それは太陽です。

モニターの明かりよりも何万倍ものパワーをもっています。

 

太陽光を浴びながら散歩をしても、黄斑に守られているため、網膜は簡単に損傷しないのです。

(くれぐれも太陽を直視しないでくださいね!!)

地球に人類がいるときから眼は守られていたのかも?笑

ましてや、『モニターに含まれるブルーライトが網膜を損傷させることは難しい』と2018年のコロンビア大学が論文発表しています。

 

ブルーライトがどうしても気になる!という方には以下の3つに気をつけてみてはいかがでしょうか。

その1
端末画面にブルーライトカット専用のシートを貼る。

その2
端末の設定を駆使し、輝度や色温度を変える。
時間によって色相が切り替わるようにする。

その3
ブルーライトカット眼鏡を掛けるのであれば、午後以降にする。
午前中はできるだけ太陽を浴びましょう☀

デジタル機器と上手に付き合うことで生産性が上がり、

より良い生活に近づくことでしょう。

ぜひ、いまから試してみてください。

 

 

次回は、眼精疲労の本当の原因とは?について書きたいと思います。

 

銀座店:小松拓弘

この記事を書いたスタッフ

たくひろ

たくひろ

[プロフィール]
銀座店オープニングスタッフ。
趣味は料理と人について学ぶこと。
資格取得:鍼灸あんまマッサージ指圧師、栄養コンシェルジュ2ツ星、東大病院鍼灸臨床研修生2ヵ年修了