"ZEISS VISION CENTER BY Personal Glasses EYEX’（ツァイスビジョンセンターアイックス、以下アイックス）では『ハーゼ理論（ポラテスト）』と呼ばれるドイツ式両眼視検査を全てのお客さまに行っております。　ポラテストはベルリン国立眼鏡写真専門学校のハンス・ヨハヒム・ハーゼ教授により考案されました。

ポラテストはその名の通り、偏光板を利用し、左右の眼に映る映像を分離させて検査を行います。
ポラテストは一般的な片眼ずつの検査に比べて、両眼を開けた日常の見え方に近い状態での検査が可能です。
よって、メガネの度数合わせには最も適していると考えます。 日常自然視に近い状態での検査をするため、検査環境（照明、視標の種類、検査距離など）を厳密に規定しております。

アイックスがこのポラテストを導入したのは創業して38年後の1978年。 その導入の1年前に私がハーゼ先生の勉強会（in日本・福岡県）に参加したことから始まります。

参加者の中から被験者として偶然指名された私は検査を終えてその場から立てなくなるぐらい衝撃を受けました。
当時、以前に導入していたアメリカ式両眼視検査では見つけられなかった眼位ズレ（斜位）^※1をドイツ式両眼視検査であっという間に割り出したのです。
当時の検査結果は、１ｍ先に見えているものが左右に１０cm以上もズレていたのです。

プリズムレンズ^※2を外すと、複視^※3が起き、立てなかったこと、周りの受講者に回し者だ！と信じてもらえなかったことを今でも覚えています。

視力は2.0とよかった私ですが、肩こりや頭痛に日々悩まされていました。 処方してもらった度数でメガネをかけ始めてから、肩こりや頭痛が嘘のようになくなっていったのです。

この時、“目は視力だけではない”ことを実感しました。

この勉強会をきっかけにカールツァイスとのお付き合いが始まりました。
それから数度のハーゼ先生直々の勉強会を経てポラテストを導入。

世の中に同じような境遇で悩んでいる人はたくさんいる！そう想いながら今日に至ります。

• ^※1眼位ずれ（斜位：しゃい）とは、人の目は左右上下方向にずれを持っており、２つの目が正面向くように頑張っている状態のこと。斜視（しゃし）は目の位置がずれたままのことを指す。
• ^※2プリズムレンズとは、ずれた映像を１つに重なるように矯正することができるレンズのこと。
• ^※3複視（ふくし）とは、目に映るものが２つ見えている状態のこと。